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Webでできること、できないこと

「Webなら何でもできる!」と信じているWeb業界人は今となっては少ないでしょうが、
未だにその神話がまだくすぶって生きていると業界内でたまに感じることがあります。

いくつもの修羅場を潜り抜けた方はともかく、今になって最近Webに携わり始めた
方にそれが多いかなと思います。または、問題解決にとことん関わることなく、
Webに携わり続けた人など・・・(何だか辛口ですいません。)

Web業界本で目新しいものを読んだり、色んな成功事例集を見たりすると、
やっぱりやられちゃうのかもしれません。実際、Webが素晴らしい効果を生んでいる
事例も沢山ありますしね。

そして確かに、Webを制作・構築する上でのプロセスそのものが、副次的に様々な効果を
生み出すことは実感としてあります。

サイト構成を考える→アピール内容の整理と構造化につながり、納得感を生み出す
システムを考える→顧客との関係性や社内の業務フローを再定義・最適化できる

などです。

しかし、、、

自己満足でなく、「企業活動としての一環としてのWebの成功」をゴールにするならば、
Webが成立するバックグラウンドというか、Web化されるべき本質そのものに大部分が起因すると考えます。

たとえるなら、Webは武器であったり鎧であったりするわけですが、身に着けている本人の体や筋力が
貧弱だと、何も役に立たないということです。

ツールではなく本質である身体そのものを鍛える方法としては、

問題の抽出、問題の定義、問題のありか、問題の理由、問題の解決法などなど
Webとは全然別のフレームワークが必要です。

それらは、コンサルティング会社などが得意にしている部分かもしれません。

それらのノウハウがないのに、Web屋さんが、それもWebならできますとか言っちゃだめだと思います。

さて、そろそろまとめます。

Webにできることは限られています。そして、企業にはツールを使いこなせるだけの身体が必要です。

身体も出来上がっていないのに、ツールだけを充実させても、
失敗プロジェクトが世の中に積みあがり、実際Webって何にも役に立たないんだなという感想が増えるだけです。

不況の今、本質が求められています。

まやかし、ごまかしが通用しない時代です。

小さな範囲であっても、きっちりとしたソリューションを提供することが、Webに限らず
全ての業界で求められているように思います。

誤解をないように書きますと、私はWebの可能性を強く実感しています。
ですから、身体がいいのに、Webというツールを活かしきれていない場合には、これからも存分にオススメしていきたいし、
Webがクライアント様の成功に活かされることに、これからも情熱を持ち続けると思います。

でも、
本質は見失なわずにいようと思います。

Web以外の本質論が話せて、本質にそった適切にWebの使い方を提案できる、そんなクリエイターになりたいと思う今日このごろです。

こんなことを感じた理由となった、あるアプリケーション開発の事例について
守秘義務の許す範囲で次回は書きたいと思います。

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